2014

01.13

脳男、Animal Farm、新参者

脳男 (講談社文庫)脳男 (講談社文庫)
(2003/09/12)
首藤 瓜於

商品詳細を見る

映画の予告をテレビで見て、何となく買ってみた本。映画は見ていません。映画は少し設定が変わっているようです。
思ったよりかなり暗い感じなのですが、その暗さが魅力的というか、引き込まれて一気に読み終わりました。
若干マトリックスとかを彷彿とさせる展開。
本当に予告をちらっと見ただけで読んだので、まったく予備知識がないに等しい状況だったので、今までにあまり読んだことのない展開が新鮮でした。
ジャンルはバイオレンスサスペンスになるみたいです。
かなり夢中になって読んだし、読後感もよかったのだけど、なんでだか二作目は今のところ読む気が起きていません。自分でも不思議。
Animal Farm (Signet Classics)Animal Farm (Signet Classics)
(1996/04/01)
George Orwell

商品詳細を見る

George Orwell。Ninteen Eighty-Fourで強烈な衝撃を受けて早数年。
Animal Farmもよかった。
この版だと、まえがきが非常に長いのですが(そこまで面白くない)、読んだ方がやはり内容の理解度は高くなるかな、とは思います。
しかし、現代において読んでみると、全体主義、スターリン主義が分からなくても、まえがきを読まなくても、自然と頭に浮かぶのは、つい最近粛清をして、迷走しているあの国ではないかと思います。
読みながら、というか読めば読むほど、あの国の指導者の様子が(姿までそっくり)浮かんできたのですが、同時に、人間というのは偏った行動に置いて、意外とバリエーションがないんだな、と感じました。
もしAnimal Farmが今まで存在していなくて、現在新たに発行されたら、これは昔のことを言っているんだな、とはおそらく思わないで、現代のかの国に限らず、どこかしら、合致する政治状況になっている国が思い浮かぶのではないかと思うのです。
となると、やはり、人間の行動っていうのは昔から変わらないんですね。技術とかはどんどん進歩しても、人間の性質そのものいうのは本能的であるんだなー、と。
今読んでも全然古臭くないので、一読をお勧め。

新参者 (講談社文庫)新参者 (講談社文庫)
(2013/08/09)
東野 圭吾

商品詳細を見る

初東野圭吾。

以前から、物心ついた時から、江戸っ子と自分も名乗れるようになるのが夢だったといっていたのですが、実は引っ越した際に、かなり中心部に接近しました。
私の中では、まだ江戸っ子とは名乗れないのですが、ざっくり行くと下町にもう入っているので、大きい区分では江戸っ子になっているのです。
しかし、私が父親から聞いていた江戸っ子になるには、後一息。(ちなみに、この一息が結構でかい)
とはいえ、それ、東京?と聞かれることの多かった土地から、歩いても父の暮らしていた日本橋の辺り(残念ながら、地上げ時代に一帯は売られたので、家はもう跡形もありません。)に行けるようになったのは大きなステップです。
さて、なんでこの話で始めたかというと、東野圭吾の作品が日本橋を舞台にしているとは知らなかったから。
引っ越して、若干日本橋界隈にも土地勘が出てきたところで、新参者が日本橋の話と知ったので、読んでみたわけです。

結構あっさりした文調なのですが、そういう感想とは裏腹に、何度もほろっとしてしまいました。文体がさらっとしていただけに、ちょっと自分の反応を意外と思ったくらい。これは、多分、文体自体はあっさりしているのだけど、人物たちの話し言葉がかなりいきがよく、感情がこもった口調だからなんじゃないかと。
話もかなり面白く、久々に寝る間を惜しんで読みました。
サスペンスと人情とうまく絡んでいて、面白かった。サスペンスを土台にした人情話、という感じがしました。
他のも読みます。

さて、また余談ですが、江戸っ子っていうのがどれくらい健在かわかりませんが、やっぱり江戸っ子はいきがいいというか、口が悪いと思います。(そこは、実はイギリス人と似ているのではないかと前々から思っている。)
照れたりすると、途端に口が悪くなる。割合、つっぱって生きているから、けなされている方がまだ素直なんじゃないかと思います。彼らは。(笑)だけど、私はそれが好きです。ぽんぽんと言い合う感じなのは、機転も効いてるし、心地いいです。
父の話を聞いていても、自分で歩いてみても(私の場合は幼少期に盛んに来ていて、その後は家がなくなったので来ていなかったので、記憶がもう薄れていますが)、かなり新しい感じに変わっていて、このままいくと、下町、とか、江戸っ子、とかっていなくなってしまうのかなー、とかさみしく思います。
私はたぶん、自分がいつか日本橋に戻ってやる!という思いが強かったので、より思い入れが強く、そう感じるのかもしれませんが。

前から思っている目標なので、今の段階はそばにいるけど、まだ達成していない、という今の現状が心地いいです。
目標は達成するまでが楽しいですから♪
スポンサーサイト


トラックバック(0)  コメント(0) 

Next |  Back

comments

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可
trackback
この記事のトラックバックURL