2010

02.25

ナイチンゲールの沈黙

ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)
(2008/09/03)
海堂 尊

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読み始めたら一日で読んじゃうくせに、なかなか本を読み始められない最近です。

先日、ジェネラルルージュを買ったので、順番通りにこれを読みました。
前回と違って、一ページ目から引き込まれます。
前作はやはりシリーズ一作目なので、初めに説明っぽい部分もあるし、まずは競歩くらいで進めていきましょうという感じだったのですが、今回は初めからマラソンペースです。
下巻に入ると、本を閉じられず読み終わるというのも前作同様で、やはり面白い。

以下感想。
前回同様、医療の問題に切り込んでいますが、今回の方がミステリーというか、謎解きの要素が強い気がします。
前作と比べ、事件自体は医療に直接結びついていないし。

個人的には、今回の謎解きの根拠が医療というより、謎解きに近いかなと感じました。
もちろん、脳内のことは謎だらけで、解明されていないことがありすぎるので、絶対ないとは言い切れないことが沢山ありますが、科学的な証拠がそろっている方がすっきりする私には、やや物足りなく感じました。
もちろん、解明されていないことだからそういうこともあり得るし、実際にこの分野はいろいろ研究がなされているわけですが。

上巻の半分くらいから犯人が絞られるので、後は頭の中で犯人、というか順番とか犯行の様子を予想しながら読むという感じです。
前回に比べて医療用語も簡単だし、登場人物もおなじみの人が多いので、ミステリーを満喫。
小夜が初めからいまいち好きになれなかったので、後半ちょっと読むのが辛くなりましたが。
無知さとか。

しかし、このシリーズを読むと、入院したことがある私としては、本当に看護婦さんや先生たちが裏で本当に大変な思いをして患者を治療しているということに頭が上がらない思いになります。
そして、医療体制がどうにかならないものかと本当に思います。
確かに私が入院していた時も、担当の研修医の先生を(本当の担当はその上の先生でしたが。)見ない日はなかったんです。
ということは、休んでないということで、もしかしたら連日夜勤状態だったのかもしれないですよね。
それであんなに神経を使う手術をしているなんて、本当に…

と、今回は話し自体は前作よりミステリー色が強い気がします。医療面より。
でも、面白いことに変わりはなく、すごい作家さんだなーと思います。
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