2010

10.27

Acts of Violence/ Ryan David Jahn

Acts of Violence (Macmillan New Writing)Acts of Violence (Macmillan New Writing)
(2009/12/02)
Ryan David Jahn

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完全に表紙に惹かれて買った本。
いつも海外に行くと(いまだにほとんど英語圏しか行かないので。)、絶対に書店によって買いだめしてきます。
安いんだもん。
で、これもヒースローで本を探していて、一番に選んだ本。
ホラーじゃないことだけ確認した気がするけど、棚一面の本の中から目に飛び込んできた感じでした。

結果、買って良かった。
寝るのも惜しい感じであっというまに読み終わりました。
暗く、絶望的でありながら、力強く、惹きつけられる何かのある本です。


まず、知らないで読んだのですが、これは1964年にブルックリンでKitty Genoveseが殺害されたことが題材となっています。
38人が目撃していながら、助けなかった、という事実があるそうです。
こちらの事件についてのwikipediaのページはこちら

小説自体は、彼女のことも当然触れていますが、犯人のこと、それを目撃していた隣人のその間の様子が描かれています。
そのどれもが、希望がない。
腐った警官とか、それに巻き込まれる黒人男性、今までの虚しい嘘が明らかになってしまう男性、あることをきっかけに夫婦間に亀裂が入っていく二人、などなど。。。
それなのに、途中で嫌になったりしないんですよね。不思議。
ただ、犯人の心理状態についてはそこまで触れられていません。
隣人の心理状態についてもあまり触れられていません。
どちらかというと、もっと客観的な本で、この事件の場面をそのまま切り取って、その間の出来事を少し掘り下げて書いてあるという感じです。


決して明るい要素のある本ではないのですが、とにかく力強く、お勧めの一冊です。
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